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野菜
残留肥料(肥毒層の破壊)残留農薬の除去。
・理由、連作障害、根こぶなど、窒素成分や残留農薬が病気、アブラムシ等、病害虫の発生する
大きな原因である。
対策(エン麦により除去する方法)
1.1反当たりマメ助3s、燕麦4sをまぜて撒く。
2.40cm間隔で大豆、燕麦と交互にスジ状に撒く。
燕麦の収穫後は圃場の外に出すこと。
1.2.の場合遊休圃場があれば取組みやすい。ない場合、圃場の面積配分を考慮する。
水稲
田起しは、春に1回土が乾いている時期に細かくしないで出来るだけ大きな塊が出来るように、深さ
は10cm位で起こす。その年にもよりますが、4月上旬頃までに作業をし代掻きまでの乾かす期間を長
く確保する。土が芯まで乾けば、乾土効果が発揮され土に窒素成分が蓄えられる。さらに雑草の発芽
抑制にもなり雑草がでにくくなる。
代掻きは、深くしないで土の上部に爪がかかるくらいで上層部だけ低回転で1回だけ。団粒構造
のバランスを良くする・下ゴロゴロ、上トロトロが作物に非常に良い。
水管理、基本はかけ流し。水は3日目から腐りはじまるので常に新鮮な水にする。水温が低すぎる
と思われる場合には2日か3日おきに、全量入れ替えする。入れ替えが悪いとドブの臭いがする。
収穫がコンバインの場合は、カッターでの切り下ろしの場合収穫後稲ワラを拡散する。春までに数回
の稲ワラの反転をして稲ワラの分解を促進する。(霜にあてる)生ワラが多いとガスが発生し、根に障
害をもたらし、米の成長、品質にも影響する。
その他
土作りは、窒素成分が多いところでは麦で窒素成分を吸収させる、土がやせた状態になるので大豆
も一緒に蒔けば良い。畑は窒素補給を大豆の根に附いている根粒菌を活用する。土の良し悪しを判
断するには10月頃に根を引っこ抜かないでスコップで根の周りから掘り起こし、根に附いている根粒
菌の数を見る。根粒菌10個を目安にして10個以下であれば作物の側に大豆を植える必要がない。
窒素成分の多い土には、二十日大根は育ちにくい。窒素が多いか少ないかをみるのは、二十日大
根を使えば判断材料になる。
以上、自然栽培のポイントとして、大筋を述べました。これは、木村先生が遠野での講演や現地指導会等で言われた事を
メモ書き等を、主に会長さんが会員に配布した資料の内容を書きました。先生の本「木村秋則と自然栽培の世界」の巻末付録自然栽培簡単マニュアルに
野菜の植え方を絵で解説したり詳しく載っていますぜひ参考にして下さい。。
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