ことしで20回を迎える遠野市民芸術祭が、きのうときょうの2日間市民センターなどで開催されました。市民芸術祭は舞台合同発表会と総合展示会の部門に分かれ、団体・個人の芸術活動の成果を発表する場として、毎年この時期に開かれています。開会式では市民芸術祭実行委員会の新田光志委員長が「市民全員が参加できる舞台です。心清らかに芸術に触れてみてください」とあいさつしました。市民センター大ホールでは舞台合同発表会がシルバー文化祭舞台部門と合同で開催され、合唱や舞踊など日ごろの稽古の成果が披露されました。また、市民体育館で開かれた総合展示会では、繊細なタッチで描かれた絵画をはじめ季節の移ろいや日々の生活の中で感じる気持ちを凝縮した句など、市民の力作がずらりと展示されていました。また楽器の演奏や短歌などに触れることができる芸術文化体験コーナーも設けられ、子どもたちが楽器演奏に挑戦する姿も見られました。さらに市役所本庁舎では秋の風物詩である菊花展が開催され、会場を訪れた人たちは美しい菊を静かに眺めていました。遠野の秋を彩る市民芸術は参加した人たちの豊かな感性が表現され文化の交流の場となっていました。Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.