2025年7月17日放送

舞台『踊る。遠野物語』しし踊りを視察

『遠野物語』を題材にした舞台、Kバレエ・オプト『踊る。遠野物語』の公演に向けて、世界で活躍するダンサーがしし踊りを学ぼうと先週遠野に滞在し、板澤しし踊り保存会から手ほどきを受けました。この日板澤しし踊り保存会から稽古をつけてもらっていたのは、ダンサーで振付家の森山開次さんです。森山さんは世界的なバレエダンサーの熊川哲也さんが芸術監督を務める「Kバレエ・オプト」の最新作「踊る。遠野物語」で演出・振付を担当しています。作中では、森山さんが振付した「シシ踊り」が見どころのひとつとなっていることから、今回遠野に足を運び作品の演出に生かそうと板澤しし踊り保存会の練習に参加しました。取材した10日は、板澤しし踊りの演目である4匹のししが柱にかかる「四つがかり」を保存会のメンバーの手ほどきを受けながら練習していました。森山さんは、ししの手さばきや足の動かし方などをじっくりと観察しながら踊り、感覚を確かめるなど振付へのイメージを膨らませた様子でした。なお森山さんが演出を務めるKバレエ・オプト『踊る。遠野物語』は、12月の東京公演を皮切りに、岩手では来年1月に北上市での公演を予定しています。

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