2025年5月15日放送

遠野市総合計画審議会

令和7年度第2回遠野市総合計画審議会が、きのう市役所本庁舎で開かれ、第3次遠野市総合計画基本構想案について審議されました。この審議会は、遠野市の総合計画について調査や審議を行う市の諮問機関で、市内の団体の代表者など25人で構成されています。今年度の審議会では、令和8年度からの10年間を計画期間とする、第3次遠野市総合計画の基本構想案について市から諮問を受け審議が進められています。2回目の開催となったこの日は、基本構想案の中で前回意見が多く寄せられた、市民と共有できる10年後の将来に向けたまちづくりのイメージである、「将来像」について話し合われました。前回の会議では、事務局から出された3つの案のうち、「自然と調和し世界とつながるまち遠野」を評価する声が多く寄せられた一方で、「世界に誇れる」や「文化を大切にする」といった言葉を取り入れた方が良いという意見が出されました。これを受け事務局からは、「自然と調和し世界とつながるまち遠野」「自然と文化を愛し世界とつながるまち遠野」「心豊かで自然と調和し世界とつながるまち遠野」の3案が提案されました。委員からは、「文化という文字が入っているのが良いと思った」「「愛し」の言葉によって主語に市民が来ると思うので、より主体性を持つことができるのでは」といった意見のほか、「「自然と文化を愛し」の部分が、市民に対してのメッセージになるのか疑問」といった意見が多く寄せられました。この後、事務局から提案された3つの案と委員から出された意見を踏まえて多数決が行われ、その結果将来像には「自然と文化を愛し世界とつながるまち遠野」とすることが決まりました。なお、次回の審議会は来週21日・水曜日に開かれ、審議を重ねてきた基本構想案を確認後、市長に答申する予定ということです。

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