2025年5月9日放送

遠野市民生児童委員協議会 総会

遠野市民生児童委員協議会の総会が先週金曜日にあえりあ遠野で行われました。民生児童委員は厚生労働大臣から委嘱され、それぞれの地域で住民の立場に立って相談に応じたり必要な援助を行ったりと社会福祉の増進に努めています。市内では114人が活動しており、この日の総会には97人が出席しました。総会では初めに遠野市民生児童委員協議会の佐藤正市会長が「今後も地域の困っている方々と関係機関・団体をつなぐ役割を担っていることを肝に銘じ活動してください」と、あいさつしました。このあと議事に入り令和6年度の事業報告や収支決算、令和7年度の事業計画案、収支予算案について審議され、原案のとおり承認されました。このうち昨年度は市内9地区に配置された丸ごと相談員と連携・協力しながら、地域の見守り、防災体制確立などに向けて取り組んだと報告されました。また今年度の事業計画として、民生児童委員の活動を補助するボランティア「ご近所福祉スタッフ」の創設に向けて協力依頼や周知といった準備を進めていくことが決まりました。議事のあとは3月28日に発生したミャンマー地震を受けて、遠野市民生児童委員協議会から義援金10万円が日本赤十字社岩手県支部遠野市地区に託されました。そして総会終了後は「小地域ネットワーク活動」について学ぶ研修会が開かれ、奥州市民生児童委員連合協議会千田敏彦会長が奥州市での事例を紹介しました。参加した民生児童委員は住民の立場に立った活動の展開に向けて、決意を新たにした様子でした。

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