2025年5月1日放送

緑峰高校新商品開発

緑峰高校で自分たちが育てたお米「緑峰米」の認知度アップに向けた輸出向け商品の開発が始まっています。緑峰高校では今年度、高校生×未来デザインプロジェクトの補助金を活用して、緑峰米や遠野産の食材を使った輸出向けの新商品「冷凍リゾット」の開発を進めています。今月18日には市役所で多田市長へのプレゼンテーションが行われ、代表生徒3人は冷凍リゾットの商品化を通じて、緑峰高校ブランドの向上や緑峰米の認知度アップにつなげたいと説明しました。説明を受けた多田市長は「手軽に本格的な味が楽しめる冷凍食品は関心が高まっているので、非常にいいところに目をつけたと思います。どんなものが完成するか楽しみです。」と声をかけていました。そして先週金曜日には、全国各地のレストランや商品開発を手がけるフードプロデューサー比嘉康洋さんを緑峰高校に招いて特別授業が行われました。授業では初めに比嘉さんがお手本としてチーズミルクリゾットを作りながら、おいしいリゾットに必要な要素や火の入れ方などを丁寧に説明していました。続いて生徒たちは比嘉さんのリゾットを元に、7つの班に分かれて商品の試作に挑戦しました。食材のうち牛乳・バター・チーズは多田自然農場のものを使用します。また、リゾットに入れる野菜やベーコンなどの具材は班ごとに違っていて、様々なパターンから相性の良い組み合わせを探ります。途中、比嘉さんから作り方のアドバイスをもらいながら、なんとかリゾットを完成させた生徒たち。どの班が作ったものもおいしそうです。なお緑峰高校では今後も試作やレシピの改良を進めていき、完成した冷凍リゾットは10月に開催される台湾の高級スーパー裕毛屋への輸出に向けた商談会に出品する予定となっています。

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