2025年4月28日放送

緑峰高校の生徒「餝飯」売上全額を大船渡市へ

日替わりレストラン「でんパラ」で限定販売した餝飯の売り上げを大船渡市赤崎町林野火災の義援金として市に託すため、緑峰高校の生徒2人が先週木曜日とぴあ庁舎を訪れました。この日、とぴあ庁舎を訪れたのは、緑峰高校の生産技術科生活文化コース3年の鈴木伊織さんと松下羽月さんです。2人は、ことし2月14日に土淵町の日替わりシェフレストラン「でんパラ」で遠野の幻の郷土料理餝飯を限定販売しました。餝飯は、江戸時代に遠野の人たちが食べていたといわれており、2年前から緑峰高校の生徒たちによって研究されています。先輩たちからの研究を引き継ぎ餝飯の認知度を高め普及しようと実現したレストランでの提供は、先輩たちもサポートに入り調理や来店するお客に食べ方を説明するなど接客に力を入れ、オープン時には席がすぐに埋まるほど注目を集めました。2人は、その日の売上金の活用を考えていたなか、大船渡市赤崎町の林野火災が連日ニュースで放送されているのを見て、被災した人たちの力になりたいと、全額2万700円を義援金として役立ててもらうことを決意して、市に託しました。目録を受け取った多田市長は、「大変な思いをしているときに、緑峰高校のみなさんがいち早く協力をして思ったことを実行に移してくれている」と感謝を伝えました。なお、託された義援金は、被災した人たちを支援するために日本赤十字社を通して届けられるということです。

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