2025年4月14日放送

春の茅刈りワークショップ

春の茅刈り・茅場火入ワークショップが12日土曜日と13日日曜日の2日間、綾織町の茅場で開かれました。きょうは、参加者が額に汗を光らせながら茅の刈り取りを行った12日土曜日の様子をお伝えします。重文千葉家の活用を考える会では、文化財を守るために良質な材料が必要であることを知ってもらおうと茅刈りと茅場の火入れを体験できるワークショップを毎年この時期に開いています。この日は、翌日に火入れを控えた茅場の茅刈りが行われ、重文千葉家の活用を考える会の会員や地域の人たちなどおよそ20人が参加しました。例年だと春と秋の年2回茅刈りを行っていますが、去年の秋は天候の関係で実施できず、この日は1年ぶりの茅刈りとなりました。参加した人たちは、長いもので3メートルほどに成長した茅を、鎌や草刈り機を使って次々と刈り取りながら火入れで周りの木々に燃え移らないよう、きれいに整備していました。重文千葉家の活用を考える会の会員によりますと、まっすぐに成長した茅は文化財保護に使用され、成長過程で曲がってしまった茅は火入れで燃やすことで次の成長を促す肥料となり良質な茅を育てる役割をするということです。あすの「とおのタイム」では、翌日に実施された火入れの様子をお伝えします。

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