2025年3月31日放送

盛岡地方気象台との協定書締結

大規模な災害が発生した際に、盛岡地方気象台が遠野市の施設を使用して業務を継続するための協定を遠野市と盛岡気象台がこのほど締結しました。先週水曜日に盛岡地方気象台で行われた締結式では、多田市長と盛岡地方気象台の堀川道広台長が、「大規模災害時における遠野市役所施設の使用に関する協定書」を交わしました。この協定は、盛岡市とその周辺で大規模な災害が発生し、盛岡地方気象台の庁舎や他の施設での業務が難しいと判断した場合、遠野市の施設の一部を使用して、防災情報の提供といった業務の継続を支援することを目的としています。遠野市は県のほぼ中央に位置し、東日本大震災の時には後方支援の拠点にもなったことから、通信が機能しなくなった災害時に、盛岡地方気象台が発表する情報を伝達することができるとして、今回の締結に至りました。協定締結後、盛岡地方気象台の堀川道広台長は、「念願の締結となった」と市の協力体制に期待をよせていました。また多田市長は、「災害が発生しないことを願うばかりですが、何かあった際には一緒に協力して支援体制をつくっていく」と、協定締結を機により強固な防災支援に力を込めていました。

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