2025年3月21日放送

重文千葉家の活用を考える会 学習会

茅葺き屋根をテーマにした重文千葉家の活用を考える会の学習会が、先週土曜日綾織地区センターで開かれました。この学習会は、千葉家を中心に綾織町や遠野市の歴史を学ぼうと企画され、今年度は「茅葺き屋根から考える自然と人の暮らしが関わる意義〜持続可能な生活を楽しむ」と題して開催されました。講師を務めたのは、盛岡市在住で茅葺き屋根の葺き替えや自然の素材を使った家づくりを手がける磯和亮治さんです。講演ではヨーロッパの先進事例が紹介され、茅葺き屋根が伝統的な建築物だけでなく一般の家にも普及していて、環境への負担が少なく再生可能な資源として注目を集めていることが説明されました。また磯和さんは、千葉家住宅の屋根にも使われている「ススキ」は、ヨーロッパには自生していないため日本から持ち込まれて利用されていることなども説明していました。参加者は興味深そうに話を聞きながら、海外と日本の茅葺き屋根の違いについて熱心に質問し、理解を深めていました。

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