2025年3月11日放送

遠野東中学校 東日本大震災追悼集会

遠野東中学校では東日本大震災追悼集会が開かれ講演を通して東日本大震災や防災を学びました。この追悼集会は東日本大震災から14年が経過するなか、震災の記憶の風化を防ぎ次の世代につないでいこうと遠野東中学校が開きました。きょうは、遠野東中学校の全校生徒を前に釜石東中学校3年生の時に震災を経験し、現在は、震災の語り部として活動する菊池のどかさんが、「いのちてんでんこ」と題した講演を行いました。講演の中で菊池さんは歩けないほどの大きな地震が3分以上続いたことや大きな津波に自分たちの町が飲み込まれる様子を見たことなど、震災が発生した直後の様子を当時の写真を交えながら伝えました。また、菊池さんは遠野の支援が釜石市や自分たちの大きな力になったと遠野市が実施した後方支援について触れました。生徒たちは真剣なまなざしで菊池さんの話に耳を傾け、震災当時の情景を心に刻み込んでいる様子でした。また、震災発災時刻の午後2時46分に生徒たちがそれぞれの教室で震災で犠牲となった人たちに黙とうを捧げました。なお遠野東中学校では今後もこのような学習会を開き、震災の記憶を継承しながら防災力の向上にも努めていくとしています。

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