2025年3月11日放送

東日本大震災から きょうで14年

平成23年3月11日の午後2時46分、震度5強の激しい揺れに襲われた市内は、建物や道路の破損、断水などが発生し、市役所は全壊となる被害が出ました。また一時は2000人以上の市民が地区センターなどに避難し、不安な時間を過ごしました。この状況のなか、震災の翌日から遠野市は市民が一丸となって炊き出しの実施や全国から集まった支援物資・ボランティアの受け入れ、自衛隊・警察・消防などと連携して、支援部隊の拠点として後方活動を展開しました。そしてきょう午後2時46分に追悼のサイレンが鳴り響くと市民がそれぞれの場所で犠牲者の冥福を祈りました。このうち穀町西公園では、遠野町第3区自治会が追悼集会を開き、およそ50人が参加しました。穀町西公園のすぐそばには震災発生後、仮設住宅が設置されその跡地に建設された災害公営住宅には、現在も大槌町や釜石市から遠野に避難した人たちが暮らしています。集まった人たちは青空の下で目を閉じ、手を合わせ、鎮魂の祈りをささげていました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.