2025年3月5日放送

附馬牛保育園 流しびな

桃の節句の3月3日、附馬牛町の伝統行事「流しびな」を地元の保育園児が体験しました。「流しびな」は、子どもたちに地域に伝わる伝統行事を体験してもらおうと、遠野市社会福祉協議会附馬牛支部が毎年、行っています。この日は附馬牛保育園の年長園児5人とその保護者が「附馬牛町更生保護女性の会」の皆さんに教わりながら流しびなを体験しました。「流しびな」は、折紙で作ったひな人形を川に流して厄を落とし、子どもたちの健康などを願う伝統行事で附馬牛町では20年以上続いています。園児たちはお母さんやおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に折紙でひな人形を作ると、ひなまつりの歌を元気に歌いました。歌を披露したあと、園児たちは近くを流れる川に向かい、「勉強ができるように」や「大きくなれますように」などと願いを込めてひな人形を川に流しました。この日参加した人たちは、大船渡市で起こっている山火事の早期鎮火も祈りながら川を流れて行く流しびなを見送っていました。

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