2025年2月27日放送

食の匠 食の授業

食の匠から郷土料理「けいらん」の作り方を学ぶ実習がきのう遠野東中学校で行われました。この授業は郷土料理の実演指導を通じた伝承活動を行う「食の匠」から遠野の食文化について教わり、理解を深めてもらおうと毎年開催されています。きのうは食の匠に認定されている菊池イヨ子さんが、遠野東中学校の2年生に「けいらん」の材料や作り方、コツを伝授しました。「けいらん」はこしあんが中に入った鶏の卵の形をした団子をお椀に入れて熱いゆで汁を注いだもので、小正月や来客をもてなすときに出された遠野の郷土料理です。イヨ子さんからもち粉と水の割合や団子の丸め方などを教わった生徒たちは、早速「けいらん」作りに挑戦していました。団子を丸めたあとは熱湯の中で上に浮いてくるまで茹でて、ゆで汁と一緒に盛り付けると「けいらん」の完成です。生徒たちは団子の真ん中を箸で切って、こしあんが溶けだした汁を飲むという食べ方の作法を実践しながら、郷土料理の味を堪能していました。

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