2025年2月21日放送

第2回 遠野市上下水道事業審議会

今年度2回目となる遠野市上下水道事業審議会が、おととい遠野浄化センターで開かれました。この審議会は有識者や市民から広く意見を聞き、遠野市の水道事業と下水道事業について、効率的で効果的な運営を図ることを目的に設置されています。またこの審議会では令和3年1月に策定した「第2次遠野市水道ビジョン」が検証と見直しの時期となっていることから、これを議題として、今後、水道施設の老朽化対策や事業の将来像などについて意見を交わします。おとといははじめに、総務省経営・財務マネジメント強化事業アドバイザーで審議会の委員を務める菊池明敏さんが水道事業の現状と課題について講話しました。この中で菊池さんは人口減少による使用する水の量の減少や施設の老朽化などが進む現状において、将来にわたり水道事業を維持していくためには水源や施設の統廃合、近隣市町村との連携などによる「ダウンサイジング」、いわゆる小規模化が重要なポイントであると説明しました。続いて事務局から令和12年度までを計画期間としている第2次遠野市水道ビジョンの見直しについて方針が伝えられました。出席した委員からは「この先の将来を見据えて、水道ビジョンの見直しを進めていく必要がある」などと、意見が出されていました。なお来年度は水道施設の状況確認をはじめ、老朽化対策、将来像の実現に向けた目標設定などについて意見を交わすということです。

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