2025年2月17日放送

第50回 遠野物語ファンタジー 終演

遠野の冬の風物詩遠野物語ファンタジーが先週土曜日から2日間市民センター大ホールで公演されました。ことしは公演50回を数える記念公演となり、会場ではセレモニーも行われました華やかな下郷さんさ踊りで始まったセレモニーでは、遠野物語ファンタジーのスタッフをはじめ関係者や公演を待ちわびた観客が集まって50回となる記念公演の開幕を祝いました。遠野物語ファンタジーは原作、脚本、スタッフ、キャストなど全て市民で担い昭和51年3月に1回目の公演が行われました。ファンタジーにはこれまで延べ1万6578人が参加し入場者数は10万人を超えています。セレモニーでは遠野物語ファンタジー制作委員会の北湯口芳春委員長が、「最初は1回の予定だったが、好評となりここまで続いた。50回を迎えた公演を存分に楽しんで下さい」とあいさつしました。続いて、合唱を担当する子どもたちが、元気に開幕を告げました。そしていよいよ50回目の遠野物語ファンタジーが始まりました。今回は「遠野はじまり物語2025OriginofTono」と題して、主人公太郎が7人のヌシとメガミを従えて、未開の地遠野への楽土建設の命を全うする物語となっています。また劇中では、遠野物語に出てくる「遠野三山」や「五百羅漢と義山和尚」・「天狗と万吉」など、遠野各地で伝えられている昔ばなしのストーリーが登場し、遠野のはじまりを表現しています。ことしから2回公演となり市民センター大ホールには多くの観客が詰めより50回の集大成を見守りました。さらに、節目の舞台に深みや彩りを加えようと、しし踊りや神楽・南部ばやしなど多くの芸能団体やバレエスタジオの登場に加え、ファンタジーミュージックアンサンブルの生演奏や琵琶の弾き語りで、観客を遠野物語の世界にいざないました。舞台が終わると、ホワイエではキャストが会場に足を運んだ観客を見送り、感謝の気持ちを伝えていました。なお、第50回遠野物語ファンタジーの模様は、後日遠野テレビの番組で放送する予定です。物の怪やあやかし、そして人間との共存を望む太郎。しかし、次々とわいてくる争いや憎しみといった問題に悩み翻弄されます。太郎の采配やいかに。どうぞ、お楽しみに。

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