2025年2月14日放送

遠野市生活環境協議会 理事等研修会

遠野市のごみの状況について考える令和6年度遠野市生活環境協議会理事等研修会が今週火曜日市役所本庁舎で開かれました。遠野市生活環境協議会は、市民が健康で潤いのある生活を営めるよう衛生的な生活環境の創出や資源循環型社会の実現を図ろうと設立されました。この日は、市内各地区の自治会長などおよそ70人が集まる中、はじめに市の担当者から遠野市のごみの現状と令和7年度のごみ収集の変更点について説明が行われました。その中で、遠野市の住民1人あたりの可燃ごみ排出量は花巻市や北上市などを含む中部広域で最も多く、令和5年度は市全体で5,800トンを超えることが報告されました。また、ごみ処理経費については増加傾向にあり令和5年度はおよそ3億3,500万円で一人あたり1万3,800円ほどとなりました。市の統計では、可燃ごみのうち過去5年間の平均でおよそ5割が紙・布類であることから、これを抑制することが市の財政負担の軽減につながると説明しました。このほか令和2年度以降回収を休止していた資源ごみの衣類について来年度から古着・古布類として回収を再開することが計画されています。このあと紙のリサイクルについての講演がオンラインで行われ、参加した人たちは回収された紙が製品として生まれ変わる過程やリサイクルの重要性などを学びました。市では今後、定期的に配布される分別ポスターを最新のものに取り換え、正しく分別し違反ごみをなくすよう協力を呼び掛けていくとしています。

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