2025年2月3日放送

みどり認定 みえるらべる説明会

環境にやさしい農業に取り組む生産者を認定する「みどり認定」と「みえるらべる」の説明会が、先週金曜日に市役所本庁舎で開かれました。この説明会は国が農林水産業における環境負荷低減を目指し取り組んでいる制度を紹介するもので、遠野市では初めて開催されました。説明会では初めに岩手県農林水産部農業普及技術課の葉上恒寿さんが、「みどり認定」と「みえるらべる」の仕組みや県内での事例について説明しました。みどり認定とは化学肥料や化学農薬の使用量を減らしたり温室効果ガスの排出量を削減したりするなど、環境への負担低減に取り組む生産者を認定する制度でこれまでに県内では54件が認定されています。認定を受けると、設備投資の税制優遇や補助金の採択で優遇されるといったメリットがあります。また「みえるらべる」はみどり認定とは別に、温室効果ガス削減や生物多様性の保全などの取り組みを評価し、評価に応じた星をラベルに記載するという制度です。星の数は貢献度が高いほど多くなり、この制度が普及することで消費者が野菜や果物などを買うとき、環境に配慮されて生産されたのか分かるようになります。このあと、遠野農林振興センターの佐藤美佳子さんが、環境保全型農業の交付金制度について説明しました。参加者たちは質問を交えながらそれぞれの制度や環境にやさしい農業への理解を深めていました。

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