2025年1月31日放送

第6回 多様な教育活動の検討委員会

6回目となる遠野市多様な教育活動の検討委員会が、きのう市役所東舘庁舎で開かれ、教育長に提出する提言の最終確認が行われました。この検討委員会は学校や保育園の関係者、保護者などで構成されていて、今後の市立小学校のあり方や学校規模の適正化などについて協議するものです。検討委員会は去年6月に設置され、これまでにアンケート調査やグループワークなどを行って現状を調査し、子どもたちの多様な学びが可能となる教育環境の構築に向けて委員が活発に意見を交わしてきました。きのうは全6回のうち最後の会議となり、教育長へ提出する遠野市立小学校における多様な教育活動に関する提言の最終確認が行われました。委員からは複式学級に関する提言について「複式学級は教員の負担が大きく、結果的に児童への負担にもつながるため解消した方がいい」といった意見が多く出されました。議論の結果、「今後予測される児童数の減少を見据え、長期的な視点をもって学校規模の適正化・適正配置を計画的に行うこと。」「学校は、各地域のコミュニティとのつながりが非常に強いものであることから、地域とのつながりへの配慮に努めること。」など10の提言が決まり、委員会終了後に菊池宏委員長から佐々木教育長に提言書が手渡されました。佐々木教育長は「いただいた提言を大切にして基本方針の策定に当たっていきます」と話し、学校規模の適正化に向けて提言を活かしていくことを誓っていました。

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