2025年1月24日放送

環境にやさしい農業意見交換会

遠野市が取り組む環境に優しい農業を推進するための意見交換会がきのう市役所本庁舎で開かれました。遠野市では化学肥料や農薬の使用を減らすなど環境にやさしい農業の推進に取り組み、新たな遠野型農業の確立を目指しています。きのうは市内の農業者や関係機関などおよそ30人が参加して環境にやさしい農業の仕組みづくりについて意見交換しました。はじめに市から「環境にやさしい農業」に関して、今年度の取り組みの報告と来年度の計画が説明されました。また今年度は、環境にやさしい農業の実践例を学んだほか、生産者同士が情報交換する「起農塾」の開催、市長と若手農業者の意見交換会なども行いました。来年度は、肥料の高騰や農業従事者の高齢化と後継者不足などの課題解決に向けて、たい肥の活用による化学肥料の使用料削減やデジタル技術を活用したスマート化による生産性の向上などに取り組んでいくとしています。このあと、環境保全型農業に取り組む全国の産地や生産者などを支援する「次代の農と食をつくる会」の千葉康伸さんと森昭暢さんを講師に迎え参加した人たちが環境にやさしい農業の仕組みづくりのための意見交換が行われました。参加者からは「農業を始めたいが研修は必要か」や「農薬を減らすことで収量が減るのでは」など様々な質問や意見があげられました。なお、遠野市では来週金曜日に環境負荷の低減に取り組む農業者を支援する制度「みどり認定・みえるらべる」の説明会を市役所本庁舎で行う予定です。

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