2025年1月24日放送

遠野市防災会議

遠野市防災会議がきのう、青笹町の総合防災センターで開かれました。この会議は、遠野市防災計画について協議し、岩手県の地域防災計画との整合性を図ろうと毎年開かれています。この日は、遠野市防災会議の委員24人が出席する中、遠野市地域防災計画や遠野市水防計画の修正などについて協議され原案通り承認されました。会議では市は、地震に関する情報を住民が容易に理解できるよう、地震情報や北海道・三陸沖後発地震注意情報などの解説に努め、報道機関などの協力を得て市民に迅速かつ正確な情報を伝達することなどが遠野市防災計画も追加されました。この他、洪水浸水想定区域について、現在指定されている猿ヶ石川区域の見直しや17河川の追加にともない、来年度・令和7年度にハザードマップを更新することが報告されました。続いて、元岩泉町役場危機管理監で防災士の佐々木重光さんを招き、研修会が行われました。佐々木さんは、2011年の東日本大震災や2016年の台風10号で指揮を担当し、国の検証委員としても参画、自身が経験した大災害から学んだことなどを紹介しました。この中でいざという時に助けを求める命の道路をどこにするかや災害全体を把握しどうやって対応するかなど、災害への備えとして想像することの大切さにも触れました。また佐々木さんは、地域が一体となることが重要だと繰り返し伝えていました。出席した人たちは、近年頻発する災害を自分事として捉え、今後起こりうる災害にどう備えていくか考えをめぐらせていました。

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