2025年1月23日放送

半導体基礎講座

半導体に関する基礎知識などを知り、身近に感じてもらおうと、「半導体基礎講座」がおととい、緑峰高校で開かれました。この講座は、高校生に「DX」デジタルトランスフォーメーションに必要な電子機器の中心となる半導体について理解を深めてもらおうと、遠野市が開催しているものです。緑峰高校の1年生を対象としたこの講座は、2回に分けて開催されており、生徒たちは去年10月に半導体の基本的な知識を学んでいます。2回目のこの日は、半導体がどの部分に使われているのか実習を通して学ぶため、カップラーメンの出来上がり時間を知らせるタイマーづくりに挑戦しました。講座では岩手大学ものづくり研究センターの梅木和博客員教授がどのようなシステムでタイマーが出来上がるのかや組み立て方などを生徒たちに説明しながら、製作を進めていきました。また教室には電子機器の組み立てや機械加工などを行うワイ・デー・ケー東北工場の社員7人が訪れ、生徒たちの実習を手助けました。生徒たちは、社員の強力なサポートを受けながら、基板に半導体やスイッチなどの部品をつける向きなどに注意しながらちみつな作業をくりかえし、タイマーを組み立てていました。そして、作業開始から1時間半ほどが経過すると、組み立てが無事に完了したことを知らせるタイマーの音楽が、生徒たちの「大成功!」の声とともに、教室のいたるところから聞こえはじめました。生徒たちはこの講座を通して、普段の生活に欠かせないさまざまな電子機器に使われている半導体をより身近に感じていた様子でした。

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