2025年1月20日放送

明日の遠野の環境を考えるフォーラム

明日の遠野の環境を考えるフォーラムがおととい土曜日にあえりあ遠野で開かれました。このフォーラムは、遠野市の自然環境を大切にしたいという思いから集まり様々な環境活動を実践する市民団体「環境フロンティア遠野」が開催しました。フォーラムでは初めに、「市内小学校環境に関する標語コンクール」や「環境フロンティア遠野写真コンテスト」などの表彰が行われ、優秀な成績を収めた個人・団体に表彰状が贈られました。このうち標語コンクールでは最優秀賞を受賞した達曽部小学校2年佐々木舞愛さん、鱒沢小学校4年橋定さん、遠野小学校6年竹越羽奈さんの3人が表彰されました。続いて行われた基調講演では、岩手県立大学名誉教授で環境アドバイザーの渋谷晃太郎さんが「環境関連の最新事情について〜生物多様性を中心に〜」をテーマに講演を行いました。渋谷さんは遠野市内における「SDGs」の進捗状況のほか、岩手県内には生息していない外来生物アライグマの目撃例がここ数年で増加しているといった環境の変化についても説明しました。基調講演のあとは2つの団体が活動事例発表を行い、遠野地方森林組合の福地幸博さんは私たちの生活と林業の結びつきやその重要性について伝えました。また緑峰高校生産技術科の生徒たちは「野生動物から農場を守る研究〜共に生き、命を美味しくいただく作法〜をテーマに、自分たちで考えて実践した獣害対策の結果などを発表しました。この日のフォーラムに参加したおよそ50人は、遠野の豊かな自然を後世に残していくために取り組んでいくべきことを実感した様子でした。

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