2025年1月15日放送

昔ながらの小正月飾り

市内の各地区では小正月の伝統行事が行われていますが、市民の方から自宅に「昔ながらの小正月飾りを飾った」と情報を頂き撮影してきました。附馬牛町の大木林三さん宅にお邪魔すると、玄関前には家の軒先まで届くかのような大きな小正月飾りが置かれてありました。真っすぐに立つクリの木を軸にして、クルミの木の若い枝を花や実のように見立てたこちらの小正月飾りは、みずき団子やお田植えなどの小正月行事と合わせて数十年前は多くの家に置かれていたといいます。またクルミの木で見立てた花や実は、ことし1年の豊作を願い、夏から秋にかけて大きな実をつける「ユウガオ」を表しているそうです。大木さんは子どもの頃に飾り付けの仕方を覚えて、20代から小正月の「お祭り」として自分で制作してきたそうで、「小正月の伝統行事を地域の子どもたちに見せたい」「自分ができるうちはこれからも飾っていきたい」と話してくれました。守り伝えていく温かい気持ちが伝わりますね。

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