2025年1月14日放送

あおざさ子育て村小正月行事

あおざさ子育て村で先週金曜日、みずき飾りやお田植えなど地域の風土を感じる小正月行事が行われました。あおざさ子育て村では、毎年、しめ縄づくりや小正月行事などを通して世代間交流をしています。ことしは、青笹児童館の小学生や青笹保育園の4歳児が参加する中、小正月行事が行われ、子どもたちが地元・青笹町老人クラブのおじいさん・おばあさんと一緒に昔ながらの伝統行事に親しみました。はじめに、ことしの豊作を祈願するためみずき飾りにつかうお団子づくりに挑戦、赤、黄色、緑に色づけされたお団子をまゆだまの形に丸めていきます。子どもたちがお団子の触った感覚を「マシュマロ」みたいと表現したり粘土を触るような手つきで上手に丸めたりしていく姿に、老人クラブのみなさんはほほえましい様子で団子づくりをしていました。団子がゆであがるまでの間、お田植えとカラスよばりが行われ、青空が広がる良い天気だったこともあり、子どもたちは楽しく体験していました。お田植えでは、お米がたくさんとれますようにと田んぼに見立てた雪の上に松の枝を丁寧に埋め込んでいきました。つづいて、カラスよばりでは、「カラス、カラス、餅けっからこーいこい」とかけ声をかけながら餅を雪の上にまいていました。地元の人の話によると、昔から、カラスの鳴き声でそのあとの天気を判断していたとのことで、カラスよばりには、大事なことを教えて下さいという願いと、カラスへの感謝の気持ちが込められているということです。この時、カラスの姿は見られませんでしたが、きっと願いが届くと信じて、最後はみんなでみずき飾りを行い、ことしの豊作を願っていました。

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