2024年12月25日放送

第5回遠野市多様な教育活動の検討委員会

遠野市の子どもたちの多様な教育活動について検討する委員会が今週月曜日、市役所東舘庁舎で開かれ教育長に提言する内容について協議しました。この検討委員会は市立小学校の児童数減少などの背景から子どもたちの将来を見据え市立学校の在り方などの多様な教育活動について検討しようと開かれており、学校・保育関係者や保護者、学識経験者などで構成されています。これまで会議ではアンケート調査やグループワークなどを通して、学校規模の適正化といった子どもたちが学ぶ環境をどのように整えていくか委員から意見が出されてきました。またこの会議の意見をまとめ、「仮称遠野市多様な教育活動の基本方針」策定にあたって教育長に提言することにしています。おとといの会議では事務局から市内の中学1年生を対象に学校生活に関するアンケートを実施した結果が報告されたあと、提言する内容について案が示されました。提言案には「遠野の子どもたちの多様な学び場である小学校を将来においても維持していくため、学校規模等の見直しは避けては通れないものであることから学校規模の適正化適正配置を進める必要がある」と記されています。このうえで今後市が予定する基本方針の策定にあたって、「遠野の子供たちのことを第一に考え遠野の子供の多様な学びが可能となるような方針を策定すること」をはじめとした合わせて10の項目が記されました。提言案をうけ、委員からは「項目の文章末尾にある「努める」という言葉はより強い意味を持たせるために断定する言葉に言い換えてもよいのではないか」「「いつまでに」の具体的な期間を記す必要があるのでは」などと意見が出されました。出された意見が反映された「提言案」は来年1月30日に開かれるこの会議で最終確認され、教育長に提言するということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.