2024年12月12日放送

東北初 捕獲したシカの処理負担減へ

遠野市は捕獲したニホンジカの処理の負担を減らそうと東北で初めて、有害捕獲鳥獣埋設管を設置しました。遠野市ではニホンジカの捕獲数が年間5000頭以上と、県内でもっとも多く、捕獲に従事しているハンターにとって捕獲後の処理が負担となっていました。このなか、ことし10月市は、岩手南部森林管理署遠野支署と遠野猟友会の協力を受け、県の補助金を活用して市内5カ所の市有林と国有林に、埋設管を設置しました。埋設管による処理は現在、実証実験として行っており、捕獲したニホンジカを投入後発酵をうながすぼかし材などを入れて、最終的に土に返す仕組みになっているということです。また、遠野猟友会では埋設管の設置による処理負担軽減はもちろんハンターの後継者育成にも力を入れ、遠野市の1次産業を守っていきたいとしています。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.