2024年12月9日放送

12月市議会定例会一般質問

12月遠野市議会定例会の一般質問がきょうから始まり、4人の議員が質問にたちました。1日目のきょうは、千田由美子議員、菊池美之議員、菊池忠信議員、宮田勝美議員の4人が登壇し、一般財団法人TRCの取り組み状況について、今年度の産業振興策についてや遠野市鳥獣被害防止計画について、遠野市地球温暖化対策実行計画などについて市の考えを質しました。このうち、一般財団法人TRCの取り組み状況について問われた多田市長は、「根幹にあるのは将来的に負の遺産にある物件をプラスの財産に転換し、後世に次ぐという大きな役割がある」と答えました。次に産業振興、雇用確保などにかかる施策において、総務省が令和2年度に創設した「特定地域づくり事業協同組合制度」を導入する可能性について、現在までの取り組み状況について質問が出されました。市は「全国の先進地域の現状や課題点、具体的な手法などを調査している」「今月17日に市内事業者を対象とした研修会を開催し、制度の概要や調査報告のほか、参加者からのアンケート調査も実施し、具体的な検討を進めていく」と伝えていました。また、ネパール国との交流について問われた多田市長は、「遠野型の仕組みとして友好関係に基づく外国人材の受け入れによって長期的で安定的に人材確保しようとするものである」「単に安価な労働力という視点ではなく技能実習生などが帰国した後も人的なつながりを市内事業の海外ビジネス展開に生かし、両国の産業の発展を目指す」として、来週18日からネパール国アルジュンドラ市を訪問し、国際交流協定を締結する予定ということです。このほか、遠野市鳥獣被害防止計画に関して、捕獲対策従事者の後継者、人材育成についてや令和32年までにカーボンニュートラルを実現する「ゼロカーボンシティ」について質問が出されました。なお、12月遠野市議会定例会は、あすも一般質問が行われ、4人の議員が登壇する予定です。

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