2024年11月15日放送

多様な教育活動の検討委員会

遠野の子どもたちの多様な教育活動について考える「遠野市多様な教育活動の検討委員会」がきのう市役所東舘庁舎で開かれました。この検討委員会は少子化により児童数が減少する中、活力ある学校づくりを行うため遠野市における子どもたちの将来を見据えた多様な教育活動について検討しようと開かれています。きのうは学校・保育関係者や保護者、学識経験者などで構成される30人の委員のうち25人が出席しました。これまで委員会では学校の現状把握や小規模校のメリット、デメリットなどについてグループワークが行われてきました。4回目となったきのうは委員から「子どもの意見も聞いたほうが良い」という提案があったことから小学校から学校規模が大きくなった中学校に入学した中学1年生を対象に「中学校に進学してよかったと思うこと」や「中学校に進学し人数が多くなってどう感じたか」などのアンケートを行うことが提案され承認されました。また事務局から6年後の小学校入学児童が令和6年度の140人から83人に減少するという予測を示される中学校再編の必要性について協議しました。委員からは「複式学級は教員の負担が大きい」などの課題が挙げられ「これを解消するためにも学校再編は必要」といった意見が示された一方「地域とのつながりがなくなるのが心配」や「小規模校を1校程度残して希望する学校を選択できるようにしては」といった意見が出されました。このほか学校規模の適正化については「1クラス20人いれば体育などの授業でできることが増える」や「1学年2クラスあるとクラス替えなどで新しい友達ができる」といった意見が出されました。委員は将来の遠野を担う子どもたちの学習環境充実のため活発に意見を出し合っていました。なお、次回の検討委員会は来月の開催を予定しており今回出された意見をもとに作成した提言案について議論するということです。

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