2024年11月1日放送

遠野西中学校でいじめに関する出張授業

弁護士によるいじめに関する出張授業が今週水曜日遠野西中学校で開かれました。この出張授業は「いじめ」について生徒と弁護士が一緒に考えることでいじめの防止につなげようと岩手弁護士会が行っています。この日は弁護士2人が遠野西中学校を訪れすべての学年の教室でいじめに関する授業を行いました。このうち3年生の教室では盛岡に事務所を置いて活動している太田秀栄弁護士が教壇にたちました。授業でははじめに、どんな行為がいじめになるのかそしていじめとそうでない行為の違いについて生徒たちと太田弁護士が一緒に考えました。このあと、太田弁護士が「物理的や心理的に行為を受けた側が苦痛を感じたらいじめになる」と説明し、「どんな理由があってもいじめをしてはいけない」と話しました。そして学校で起こった実際の事件を紹介しながら「いじめを受けた生徒が学校に行けなくなり最悪の場合は命を落とす結果になった」といじめが引き起こす怖さを生徒たちに伝えました。最後に太田弁護士は生徒たちにメッセージを贈りました。生徒たちは太田弁護士の話に真剣な表情で耳を傾けいじめのない学校生活をつくっていく決意を新たにしたようでした。なお、遠野西中学校では生徒会を中心にいじめの撲滅に取り組んでおりこの日の授業での学びを生かして活動を進めていくということです。

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