2024年10月11日放送

第3回遠野市 多様な教育活動の検討委員会

遠野市の子どもたちの多様な教育活動について検討する委員会の3回目の会議が今週火曜日市役所東舘庁舎で開かれました。この検討委員会は児童数減少などの背景から市内小学校の小規模化が進む中、子どもたちの将来を見据え市立学校の在り方などの多様な教育活動について検討しようと開かれており、学校・保育関係者や保護者、学識経験者など30人で構成されています。これまで委員会では現状の把握やアンケート調査結果の確認、小規模校のメリット・デメリットなどについて意見を出し合うグループワークが行われてきました。3回目のこの日は「遠野市の児童にどのような資質・能力を求めるか」「学校の役割と地域の関わりについて」をテーマに4つのグループに分かれて協議しました。出席した委員は遠野市の児童の良いところや改善点、どんな子どもに育ってほしいかどのように学校や地域と関わっていけばいいのかふせんに記しながら意見を出し合っていました。この結果、委員からは遠野市の児童は「素直で思いやりがある」「あいさつができる」といった良いところがあげられた一方で「自己主張が少ない」「積極性がほしい」などと改善点も出されました。また「自分の夢や希望を自由に持ち表現し行動ができること」や「自分で課題を見つけてそれを解決しようする子ども」といった育ってほしい子どもの姿も意見が出されていました。なおこの委員会はあと3回予定されており、学校規模の適正化の方向性などを検討し「仮遠野市多様な教育活動の基本方針」策定にあたって教育長に提言するということです。

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