2024年9月30日放送

佐々木喜善祭

きのう9月29日・日曜日は、『遠野物語』の話者佐々木喜善の没後91年の命日でした。そうした中、伝承園では先週金曜日に「佐々木喜善を偲ぶ会」が開かれました。佐々木喜善を偲ぶ会は日本のグリムとも言われる『遠野物語』の成立に大きな役割を果たした土淵町出身の民族学者佐々木喜善の功績を後世に伝えようと、土淵町まちづくり協議会が毎年開いています。偲ぶ会では初めに胸像への献花が行われ、親族や土淵町まちづくり協議会のメンバーなどが偉大な功績を称えるとともに冥福を祈っていました。続いて主催者を代表し、土淵町まちづくり協議会の安部全一会長が「佐々木喜善先生が地域の発展に多大な貢献を果たした事をこれからも後世に伝えていくことが私たちの使命です」とあいさつしました。このあと、土淵保育園や土淵小学校の子ども語り部と、伝承園で語り部活動を行う菊池タキさんが昔ばなしを披露しました。偲ぶ会に出席した人たちは、没後91年を迎えた偉大な先人・佐々木喜善が残した地域の宝を大切にし、後世につないでいくことを誓った様子でした。

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