2024年9月12日放送

有機農業・環境にやさしい 農業研修会

有機農業や環境にやさしい農業について学ぶ研修会が、おととい火曜日、とぴあ庁舎で開かれました。この研修会は化学肥料や農薬を使わない有機農業や環境にやさしい農業について、国、県の現状、実践の事例を学び遠野の農産物の安全性や美味しさなどの価値を高め、生産・消費の拡大につなげようと遠野市が開きました。この日は、市内の米や野菜農家などが集まるなか、岩手県農林水産部の葉上恒寿上席農業普及員と自然栽培・有機栽培を実践している一関山本農場の山本佳範代表取締役が講話しました。はじめに葉上さんが有機農業の現状について、国や県の取り組みを交えながら伝えました。このなかで葉上さんは「有機農業とは国内では化学的に合成された肥料や農薬を使わないことや生産にあたって、環境への負荷をできる限り減らして行われる農業と定義されているが、国際的にはもう少し幅広く環境全体の生態系のなかで取り組んでいくもの」と説明しました。続いて、一関山本農場の山本代表取締役が農場の栽培指針をはじめ化学肥料が体に与える影響や実際の作業内容などを紹介しました。参加した人たちは「草刈りはどのようにしているのか」などと質問し、熱心に2人の話を聞いていました。なおこの研修会はあと1回予定されており次回は今月25日に市内の生産者の畑などを見学し生産者どうしで有機農業の技術や知識を学ぶ研修会を行うということです。

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