2024年8月30日放送

グリーンパワー見学会

去年5月から運転を開始した住田町と遠野市にまたがるグリーンパワー住田遠野風力発電所で先週土曜日、地元住民などを対象とした見学会が開かれました。この見学会は、運転開始から1年余りが経過した大規模風力発電所を公開し、地域の人たちに再生可能エネルギーについて理解を深めてもらおうと、風力発電の事業を行なう株式会社グリーンパワーインベストメントが地域貢献活動の一環で実施したものです。去年の5月から運転を開始したグリーンパワー住田遠野風力発電所は、下有住の火の土と小友町の境となる山の尾根に整備されました。風車は住田側に10基、遠野側に17基設置し、27基合わせた全体の出力は、県内最大規模となる11万3400キロワットで、一般家庭およそ8万4000世帯の電力供給に相当するということです。また、年間でおよそ10万トンの二酸化炭素の削減効果が期待されています。見学会には住田町や遠野市などからおよそ40人が参加しました。特別に公開された内部のシステム部分の見学や参加者同士で輪を作り13メートルあるタワーの周りの長さを調べたり、高さ114メートルの風車を見上げたりしてその大きさに圧倒されていました。また、見学を終えた一行は、小友町のイベント会場に設けられたグリーンパワーインベストメントのブースへ移動し、風力発電所に関するクイズラリーなどにも挑戦してさらに理解を深めていました。なお、グリーンパワー住田遠野風力発電所で発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、東北電力ネットワークに全量供給されているということです。

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