2024年8月7日放送

遠野市戦没者 追悼・平和祈念式

遠野市戦没者追悼・平和祈念式がきょうあえりあ遠野で執り行われました。この式典は戦没者の冥福を祈り、恒久平和を誓おうと毎年この時期に実施しています。きょうは戦没者の遺族をはじめおよそ140人が参列しはじめに戦没者の御霊に黙とうが捧げられました。式典では多田市長が「戦争の悲惨さと命の尊さを改めて深く心にきざみ、記憶や教訓を正しく語り継いで遠野の歴史や文化を次の世代に受け継いでいきます」と、式辞を述べました。続いて多田勉市議会議長と遠野市遺族連合会の菊池源悦会長が追悼のことばを述べました。このあと、宮守町の阿部信子さんが陸軍の看護師として戦地に赴き、その後病気で亡くなった姉を思って書いた八重樫武夫さんの手記を読み上げました。続いて、献花が行われ参列者たちは静かに手を合わせ戦没者の冥福を祈りました。また、若い世代に戦争の惨禍や平和の尊さを学んでもらおうと、市内の中学校の代表生徒も参列し献花を行いました。献花のあとは、遠野高校2年の鳥屋部琉愛さんと沖舘ひよりさんが「見上げてごらん夜の星を」を歌い、次の曲「ふるさと」は戦没者への思いを馳せながら参列者全員で歌いました。参列者たちは式典の最後に非核平和都市宣言を全員で読み上げ、世界の恒久平和と核兵器の廃絶・軍縮の推進を誓っていました。

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