2024年8月5日放送

かっぱ村開村50周年記念祭「大かっぱ展イン常堅寺」

全国のかっぱ愛好家で組織するかっぱ村が来年、開村50周年を迎えることから先週土曜日から2日間土淵町の常堅寺で記念祭が開かれました。かっぱ村は昭和47年に大和書房から出版された「遠野物語」をきっかけに作家の大野芳さんが中心となって昭和50年4月に発足しました。現在も全国のかっぱ愛好家300人がかっぱの存在を信じ、不思議な世界を体験しながら伝承や芸術活動を通じて交流を深めており、来年開村から50周年を迎えます。先週金曜日にはたかむろ水光園で前夜祭が行われ全国の村民と土淵町の住民22人が集まってかっぱにまつわる昔話などで50周年を祝いました。そしておとといから2日間、かっぱ淵の話などかっぱに縁が深い常堅寺で記念祭が開かれました。開会セレモニーでははじめにかっぱ村の加藤政晴村長がかっぱに扮してあいさつしました。続いて記念祭の実行委員長で常堅寺の丸谷清人住職が記念祭への思いを語りました。この後地元の土淵しし踊りや村民による演奏などで遠野から全国に広がるかっぱ村の絆をより一層強くしていました。また村民による焼き物の作品や様々なかっぱコレクションも数多く展示され、訪れた人たちはさまざまな表情のかっぱ作品に目を奪われている様子でした。3代目となる加藤村長は「かっぱがつないでくれた遠野との縁があって50年続いた開村当時からお世話になっている常堅寺で50年を祝うことができたのも住職のおかげ、今後は後継者の育成に力を入れかっぱ好きを増やしていきたい。」と話していました。

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