2024年7月31日放送

遠野ユネスコ協会「平和の鐘を鳴らそう」の集い

来月15日に迎える79回目の「終戦の日」を前に、「平和の鐘を鳴らそう」の集いが先週土曜日新町の常福寺で開かれました。この集いは風化が急速に進む太平洋戦争の記憶について学びを深め、平和について今一度考えようと遠野ユネスコ協会が開催しました。集いでは、初めに遠野ユネスコ協会の新里佳子会長が、「戦争は人の心から生まれます。人の心の中に平和のとりでを築かなければなりません」と、あいさつしました。続いて講演会が行われ釜石ユネスコ協会顧問の秋元厚子さんが「釜石の艦砲射撃の体験と平和について」を演題に自身の体験を語りました。現在90歳の秋元さんは終戦間際の昭和20年7月と8月に釜石市が大きな被害を受けたアメリカ海軍の艦砲射撃を子どものときに経験しています。参加者たちは秋元さんが語る当時の厳しい状況について、真剣な表情で聞き入っていました。このあと世界平和の誓いを全員で朗唱し、平和の鐘として常福寺の鐘を鳴らしました。参加者たちは世界平和への祈りを込めて鐘を鳴らしていた様子でした。

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