2024年7月10日放送

岩手県身体障がい者福祉大会

第65回岩手県身体障がい者福祉大会「永遠の日本のふるさと」遠野大会が先週土曜日(6日)市民センターで開催されました。宮守町の太鼓団体「和太鼓和」の迫力のある演奏で幕を開けた、岩手県身体障がい者福祉大会は、身体障がい者の自立した潤いのある生活と福祉の増進を図り住みよい地域社会づくりに寄与することを目的に開かれました。大会では初めに式典が行われ、岩手県身体障害者福祉協会の千葉源治会長があいさつしました。このあと、岩手県知事表彰が行われ遠野市からは更生援護功労者として菊池英機さんが表彰を受けました。菊池さんは遠野市身体障害者福祉協会で会長を務めており、長年にわたり地域の身体障がい者福祉の向上に尽力してきたことが評価されたということです。式典のあとは、矢巾町出身の横沢高徳参議院議員が「障がいがあるということ」をテーマに講演を行いました。現在52歳の横沢議員は22歳で競技用バイク「モトクロス」の国際A級ライセンスを取得し国内最高峰のレースに参戦していましたが、25歳の時、テスト走行中の事故でせき髄を損傷して以降は車いす生活を送っています。講演で横沢議員は事故直後の心境や、リハビリ中に出会った競技「チェアスキー」でパラリンピック出場を果たしたことなどについて語っていました。なお大会の最後に行われた議事では、大会宣言(案)と大会決議(案)について審議され、すべて原案のとおり承認されました。岩手県身体障害者福祉協会では今後も障がい理解の活動を拡げ、地域共生社会の実現に向けて活動していくということです。

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