2024年7月3日放送

みんなの井戸端会議〜遠野・宮守町鱒沢〜

市内各地区センターなどを会場に開かれているみんなの井戸端会議。先週末に開かれた遠野町と宮守町鱒沢での様子が届きましたのでお伝えします。先週6月29日(土曜日)にあえりあ遠野で開かれた遠野町の井戸端会議には23人が出席しました。この中で、参加者からは20年以上続く南部氏遠野入部行列について、「市の観光イベントのひとつとなっているが、入部行列に300万事業の一部を使うことで他に実施したい事業ができないことから、「市の主要な観光イベントとして別枠で補助をいただきたい」と声があがりました。これを受けて多田市長は「入部行列はもともと地域の取り組みとして進められ、当時は経費の一部に市の補助があったという経緯である。現在は、入部行列の分という区分けもなく300万事業の中で実施されている部分については、関係者と協議しより良い方向にしていく必要がある。」と答えました。続いて、同じく29日(土曜日)に鱒沢地区センターで開かれた井戸端会議の様子です。会議には23人が参加しはじめに、地域で取り組んでいる内容が説明されたあと懇談に入りました。この中では農家民宿を営む参加者から、「都会の親御さんから食物アレルギーについての問い合わせが多く寄せられている。この中で米と醤油は問題がなかったことから、遠野の主要農産物でもある米を活用した加工品などを特産品にできないか」と質問がありました。多田市長は、「遠野の米は今後、大事な戦力になるものと考えている。」として、市では3年前から有機栽培を始める人に補助を行っている状況を説明しました。また有機米について、「生産されたものを学校給食やふるさと納税の返礼品として市が買い取り活用したいと考えている。有機米は輸出に有効であり農協とも連携して取り組んでいきたい。」と話しました。このほか、参加者からは恋人の聖地に指定されベンチが設置してあるめがね橋について「雨の日は足元が濡れてベンチまでのアクセスが悪い。西の玄関口であることから宮守に観光客が訪れるよう改良してほしい」といった意見もありました。これを受け多田市長は、「宮守の観光を非常に気にかけている。ご指摘の部分は今の場所のままでよいかも含めて改善にむけて関係者と協議を進めていく」と答えました。なおこの会議で寄せられた意見や提言は、令和8年度をスタートとする第3次遠野市総合計画の策定の参考として活用されます。

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