2024年6月21日放送

コメの新しい栽培方法を学ぶ勉強会

コメの新しい栽培方法を学ぶ勉強会がきのう(20日・木曜日)綾織町の田んぼで開かれました。この勉強会はコメ農家の高齢化や担い手不足といった課題解決に向け農作業の負担を減らすことのできるコメづくりについて知ってもらおうと東京都の企業「シンジェンタジャパン」が開きました。勉強会には市内のコメ農家や農業関係者など18人が参加しました。きのう(20日・木曜日)、紹介されたのは苗を水田に植えるのではなく「リゾケア」と呼ばれる種子処理技術を施したコメの種子を水を張った田んぼに直接まいて行う栽培方法です。講師を務めたのは技術を取り扱うシンジェンタジャパンの及川真さんです。及川さんは市内で初めてこの技術を使ってコメの種をまいた田んぼで栽培方法の特徴を説明しました。この技術は、これまでの種を直接まく方法に比べると種子が発芽して苗に育つ割合が高くコメの収穫量が見込める一方でコストが高いという課題もあります。説明を聞いた参加者は「苗が順調に育っている。来年、試してみたい。」と新しい技術を取り入れることに意欲を見せていました。及川さんはコメ農家の課題解決にこの栽培方法を普及させていきたいと話していました。なお今後この技術を活用して栽培したコメと苗から栽培したコメの収穫量や品質を比べてその実効性を確かめるということです。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.