2024年6月10日放送

第1回遠野市多様な教育活動の検討委員会

遠野市の子どもたちの将来をみすえた多様な教育活動について検討する委員会が、先週木曜日(6日)市役所東舘庁舎で初めて開かれました。現在、市内の小学校は、児童数の減少から複式学級がある学校が増え、小規模化が進んでいます。また、出生数については、令和5年度が85人と1学年、100人時代が来ることが現実となってきている状況です。このような状況をうけ、遠野市教育委員会は、子どもたちの将来を見据え市立学校の在り方などの多様な教育活動について検討するため、「遠野市多様な教育活動の検討委員会」を設置しました。また、委員会は学校・保育関係者や保護者、学識経験者など30人で構成され、この日は、26人が出席しました。委員会でははじめに、委員長と副委員長が選任され、委員長には、教員経験者の菊池宏さん、副委員長には土淵小学校PTA会長で市PTA連合会会長の北川祥樹さんが選ばれました。つづいて、事務局から検討の背景や市立小学校の児童、学級数などの現状について説明があったあと、議事にはいり、委員会の今後の進め方やこれから予定するアンケート調査の内容について話し合われました。このうち、アンケート調査については、保育園や幼稚園、認定こども園、小中学生の保護者学校運営協議会の各学校部会委員を対象に学級数や学校規模などについて問う内容を予定しているということです。出席した委員からは、「アンケートの対象者が回答する際の判断材料が不足しているのではないか。説明を付け加えるなど工夫をしてほしい」、「将来子育てをする子どもたちの意見を聞くことが大事なのでは」「もっとざっくばらんにさまざまな人から意見を聞く場を設ける必要がある」などと意見が出されていました。なお、この委員会は今年度あと5回予定されていて、次回は、8月に開かれる予定ということです。

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