2024年5月31日放送

第43回遠野市椎茸振興共進会

遠野市椎茸振興共進会が今週水曜日(29日)あえりあ遠野で開かれました。この共進会はシイタケの産地銘柄の確立や生産技術などの向上を目的に昭和52年から開かれています。はじめに行われた審査会には「どんこ」や「こうしん」など5つの銘柄の部門に市内から48点が出品され大きさや形、色味などが審査されました。審査の後には講演会が開かれました。講師を務めた森産業盛岡営業所の中村隆司さんは「担い手の高齢化や鳥獣被害などシイタケ栽培の課題は沢山ありますが、適した時期に適した作業を行うこと、電気柵などを使用し鳥獣被害を防止することで収穫量の増加につながります」と説明していました。そして、各部門で優秀賞・優良賞・奨励賞に選ばれた生産者に対する表彰が行われました。審査員を務めた岩手県林業技術センターの成松眞樹さんは「ことしは降水量や気温の変化が大きかったため例年以上に管理の状況で品質や生産量に差が出たと感じる」と講評していました。なお、出品されたシイタケは来月6日(木曜日)まで市役所本庁舎1階の多目的市民ホールに展示されるということです。

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