2024年5月23日放送

「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」開講式

遠野高校の総合的な探究の時間である「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」の開講式が今週21日火曜日に行われました。このプロジェクトは、遠野高校が地域のさまざまな団体と協働して、課題や問題を発見し解決するための資質や能力を備えた人材育成を図ろうと、毎年総合的な学習の時間に取り組んでいます。この日は、令和2年度まで遠野高校の副校長を務めていた鈴木徹さんを講師に招き、「探究の時間の目指すもの」をテーマに、生徒たちに講演をしました。鈴木さんはあらゆる主張には根拠が必要となると話し、三陸道213qにトイレが設置されていなかったことを例にして、三陸道利用者の利便性と地域経済活性化が両立できるような案がないか、周りで対話をしながら話し合いをさせました。鈴木さんは今回の講演を通じて何か物事を成し遂げようとすると必ず対立する主張が出てくる。そうなった時にどちらの主張も両立する最適解を導き出せるようになってほしいと伝えていました。なお、今年度の「新しい『遠野物語』を創るプロジェクト」は来月6月から外部団体の講師のもと本格的に活動がスタートします。

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