2024年3月20日放送

小水力発電による地域活性化に関する説明会

小水力発電を活用した地域活性化についての説明会が、きのう(19日・火曜日)宮守町の上宮守地区多目的集会施設で開かれました。この説明会は宮守町の地域住民を対象に遠野市が今年度進めている小水力発電について理解を深めてもらおうと、市が開きました。市では現在、市内河川の中で小水力発電に適した場所を調査しており、その結果、宮守町の寺沢川が事業採算性の高い地点のひとつにあげられることがわかったということです。説明会では全国小水力利用推進協議会の中島大事務局長が、寺沢川に発電所を作った場合の収支計画や、小水力発電を実際に導入した岐阜県郡上市の事例などを紹介しました。中島さんによりますと、寺沢川は急勾配で水の流れが速く、市内の河川の中でも水の出が良いことから、小水力発電に適しているということです。説明後、住民からは実際に小水力発電を導入した場合の地域の負担や故障リスクのほか、管理する場合の人手など多くの質問が寄せられました。なお、市では今後も寺沢川で小水力発電が本当に実現できるのか詳細を確認するための調査を進めていくということです。

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