2024年3月19日放送

遠野市など会場にJICA地域理解プログラム 実施

国際協力機構JICAによる「地域理解プログラム」が先週木曜日(14日)遠野市などを会場に実施されました。このプラグラムはJICAの留学生向け人材育成事業のひとつで、日本各地で培われてきた地域特有の開発事例を学び、母国の開発へ生かすことを目的としています。この日は、アジア・アフリカなど8カ国からの留学生8人が参加し、遠野市の伝統・文化や地域振興について学びました。はじめに市の職員が遠野市の概要や産業の取り組み事例を紹介。東日本大震災で遠野市が行った後方支援についてのほか、来年度の新規事業にも挙げられているビールの里構想について説明がありました。留学生たちは、ホップがどうしてピーク時の10分の1ほどまで衰退してしまったのかや、減ってしまった就農者を増やすためにどのような取り組みをしているのかなど質問をして遠野市での地域おこし協力隊の活動や、今後の産業のあり方について理解を深めていました。この後、とおの物語の館では、遠野山・里・暮らしネットワークの職員から活動事例を学んだほか、展示室で遠野物語の世界に触れ、遠野の伝統や文化を体感しました。地域理解プログラムで留学生たちは遠野の地域振興について学び母国の発展に向けた取り組みの参考とした様子でした。なお、一行は翌15日(金曜日)に陸前高田市を訪れ、震災復興から次の世代につなげるまちづくりについて理解を深めたということです。

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