2024年3月7日放送

遠野文化遺産セッション

文化遺産の活用や保存について考える「遠野文化遺産セッション」が今週月曜日(4日)にあえりあ遠野で開かれました。遠野文化遺産セッションは市内の文化財の保全と活用について、文化財の可能性を探るとともに市民に広く知ってもらおうと遠野市が開催しました。はじめに下組町出身で、ライブドアやLINEなどの大手企業で執行役員を歴任した佐々木大輔さんが「文化遺産を守るための思考法」をテーマに講演しました。現在、佐々木さんは遠野遺産に認定されている遠野町の「程洞稲荷神社」についてブログやパンフレットなどで情報を発信し、クラウドファンディングで拝殿の修繕工事のための寄付を募るなどの活動に取り組んでいます。講演の中で佐々木さんは、程洞稲荷神社の歴史からも様々なことを読み解くことができた。その文化遺産の持つ面白さや魅力を再発見し発信することが大切なのではないかと伝えていました。このあと行われた「文化遺産の保存について」をテーマにしたパネルディスカッションでは、観光や郷土芸能などの分野に携わっているパネラーたちが、保全・保護の担い手確保や資金の確保について意見を交わしていました。会場を訪れた人は、講演やパネルディスカッションを通じて、遠野遺産や地域資源の保全や保護に理解を深めた様子でした。

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