2024年2月27日放送

小友町裸参り

369年の歴史を持つ小友町の伝統行事「小友町裸参り」が、先週土曜日(24日・土曜日)4年ぶりに行われました。小友町裸参りは、厄年の男性を中心に行列をつくり、厄払いや五穀豊穣、火災防止交通安全などを祈願する伝統行事で、遠野郷唯一の奇祭として遠野遺産に認定されています。去年まで、コロナ禍で神事のみを行っていましたが、ことしは、4年ぶりに町内外から参加者をつのり裸参りが行われました。この日は、小友町内や北上市などから14人が参加する中、はじめに地区センターで神事が執り行われました。このあと、上半身にさらしを巻き腰にしめ縄をした参加者たちが列を作り、巌龍神社から大般若供養塔までの道のりおよそ400メートルを3往復しました。沿道の脇には、ろうそくの火が灯る中、参加した人たちは、口にお守りの札をくわえ厄年の人たちを先頭に、神社の鈴を鳴らして願いを込めて練り歩きました。また、沿道の休憩スペースでは甘酒がふるまわれたほか、商店街では、ひな人形や手作りのつるしびなが飾られ訪れた人たちをもてなしていました。このほか、小友地区センターでは小友町民や岩滝保育園、小友小学校の子どもたちが制作した作品が展示され、裸参り開催に花が添えられていました。

Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.