2024年2月27日放送

3月遠野市議会定例会一般質問2日目

3月遠野市議会定例会はきょう(26日・月曜日) 一般質問の最終日をむかえ、4人の議員が質問にたちました。2日目のきょうは、昆明美議員、宮田勝美議員、小林立栄議員、佐々木大三郎議員の、4人が登壇し、農業や製造業についてや、地域福祉の増進について市の考えを正しました。今後の農業振興の具体策について問われた市は、みどりの食料システム戦略における2050年目標を提示しながら、外的要因に左右されにくい遠野型農業の確立を図っていると答弁しました。また市内にはすでに有機農業や自然栽培に取り組み成果を上げている農家もあることに触れ令和6年度では、これまでの支援内容をさらに見直し、競争力のある有機農産品のブランド化及び産地化を目指すと話しました。続いて製造業、ものづくり産業の現状についてでは、多田市長が、自動車関連事業は好調である一方、中国景気の影響を受けている半導体事業は厳しいと答えました。また大手企業からの受注生産の占める割合が高く、世界経済の影響を避けられない状況にあることを示したうえで、遠野にとって重要な製造業がより安定したものになるため世界経済に左右されない業態転換や事業再構築が必要であると答えました。今後は設備投資の支援をしながら情報収集に努め、国や県、関係機関と連携しながら経営判断を積極的に支援していくとしています。このほか、地域福祉の増進について問われた多田市長は、ユニバーサルタウンを目指す遠野市として、施設に限らず、市内全体のバリアフリー化や、福祉施設の理解や協力を得た緊急時の避難所体制について関係機関と連携しながら進めていくと答弁しました。なお3月遠野市議会定例会は、来週3月8日(金曜日)まで開催され、令和5年度の一般会計補正予算案や来年度令和6年度の予算案などについて採決が行われる予定です。

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