2024年2月26日放送

能登復興に向けて意見交換 遠野市防災ミーティング

東日本大震災の経験を学び能登半島地震の復興につなげようと、先週金曜日に(23日)石川県からの視察団が遠野市を訪れ、後方支援活動などについて意見を交わしました。能登半島地震で被災した珠洲市や輪島市といった商工・観光関係者や石川県の県職員など合わせて16人で構成される視察団は、先週金曜日に岩手県を訪れ沿岸被災地や遠野市を視察して回りました。その中、遠野市では、東日本大震災で遠野市が後方支援拠点として果たした役割と経験を視察団に伝え、能登半島地震の復興に役立ててもらおうと遠野市防災ミーティングが開催されました。ミーティングでは、能登半島地震の復興計画策定関係者で、七尾市を中心に都市計画事業などを行う森山明能さんが、ライフラインの復旧が進まない現状などを訴えました。この後、多田市長が震災後に沿岸部の復興を支えたボランティア団体、「遠野まごころネット」で自身が行った活動を紹介し、被災者支援の重要な要素について伝えていました。また、ミーティングでは視察団から「民間と行政をつなげるにはどうすればいいのか」や「まごころネットを立ち上げた経緯」についての質問が出されるなど活発な意見が交わされたということです。能登半島地震の発生からまもなく2カ月となる中、岩手県を訪れた視察団一行は、これからの復興活動に向けて東日本大震災の経験を参考にした様子でした。

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