2024年2月23日放送

あすから開催 第40回遠野昔ばなし祭り

ことしで40回目を迎える「遠野昔ばなし祭り」があす24日・土曜日から2日間開催されます。ことしは、次の世代の語り部を目指す人たちも登場するようです。「むがーすあったずもな」と優しい語り口調で始まる遠野の昔話。語り継がれてきた「昔話」は、「日本のふるさと遠野」を象徴する大切な文化遺産です。あすから始まる「遠野昔ばなし祭り」は、遠野で語り継がれてきた「昔話」を継承し「語り部」の後継者育成につなげようと昭和59年から始まり、ことし、40回の節目を迎えます。「昔ばなし祭り」では、遠野昔話語り部の会をはじめ、市内の小学校、ほかの市町村からゲストが登場して、遠野市やほかの地域に伝わる昔話を語り訪れた人たちを物語の世界に誘います。ことしは、昔話はもちろんのこと、去年、観客から大好評だった昔話をアレンジした寸劇が披露されます。また毎年、祭りに花を添える「子ども語り部」は、土淵小学校、小友小学校綾織小学校の児童たちが出演します。このうち、あさって2日目、25日に出演する小友小学校は、1年生から6年生まで13人が語りに参加します。取材したこの日は、3.4年生が、小友町に伝わる「ウソトキ」と「八坂神社の馬っコつなぎ」を練習、話の状況が伝わるように感情を込めたり、身振り手振りを入れたりと工夫しながら本番に向けて練習に励んでいました。さらにことしは、「昔話」を次の世代につないでいこうと開かれた、「昔ばなし語り部講座」を受講した人たちが2日間で6人出演します。受講生たちは、去年7月からことし2月まで毎週開かれた講座で特徴や表現方法などを学び、繰り返し練習して磨きをかけてきました。第40回「遠野昔ばなし祭り」は、あす24日(土曜日)と25日(日曜日)、午前10時30分からあえりあ遠野中ホールで開かれます。遠野で古くから語り継がれてきた「昔話」にじっくり耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

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